
「無謀っていえばそうなんだけど、
あまりにも気持ち良い日だったのでつい魔が差した、ということだと思う」
「でもさ、つい魔が差したというけど、大きく外しすぎじゃないの?
だって、バイクで下道だけで東京名古屋往復ってそんなにカンタンじゃないからさ」
「名古屋まで行く理由はともかく、バイクで遠出したいという気持ちがムラムラ湧き上がってきて、それを押させようしたけどダメだったから仕方ないでしょ!」
というわけで、イタリア製のジレラランナーST200で東京⇔名古屋の下道だけの往復ツーリングを思い付きから始めてしまいました。
まったくの気分だけで出発したので、事前の準備はほとんど無し、休憩も睡眠も食事も無計画、到着地だけを名古屋北区と決めただけでした。
あと、下道だけで行くと計画では、たんなる金券ショップ的な節約の発想からでした。
まさに「金券ショップ店長シバの節約東京名古屋往復ツーリング」ということではないでしょうか。
大手4社を含む全国80社提携だからできる最高値で買取査定!
ある連休前日の事です。
いつものようにお昼まで寝坊していて、お昼頃からバイクを出して近くをツーリングしていたところ、あまりにも気持ちよかったことから、このままバイクで「名古屋まで行ってみるか」というバカな気持ちがムラムラと湧いてきました。
突然の思い付きでしたので、カンタンにバイクの点検をしただけで、他には何の準備もなく出先からそのまま国道1号で名古屋方面に向かってしまいました。
今まで遠乗りといえば、「箱根」「湯河原」「熱海」くらいで、千葉方面ですと「館山」あたりしか行ったことがありません。
今回の名古屋方面では、箱根の山を超えて「三島」、「静岡」の先に行くことになり、店長シバにとっては未知の領域となるからです。
「多分、名古屋北区までは午後9時くらいには到着できるでしょ」と、無計画に想像したわけです。
「なぜ、疲れて、時間がかかって、危険なバイクで名古屋まで行くの?」
「だって金券ショップ店長ならば名古屋まで新幹線で行けば、安全だし早いし、その方が楽なんじゃない?」
「確かに、そのとおりだよ。
あえて言うならば、疲れても、時間がかかっても、危険なバイクでも、バイクに乗ることが大好きだからとしかいえないよ」
出発には欠かせない事前の点検もしっかりとやります。
前後タイヤの空気圧、オイル、ラジエーター水量、プラグのチェック、ライトの点灯とやることはたくさんです。
今回はタイヤ空気圧に不安がありましたので、近所のガソリンスタンドへ寄りました。
タイヤの空気圧は、高速走行が続くことを予想したため、前タイヤを2キロ、後ろタイヤを2、2キロとリアを若干増し気味にしました。
ちょっと残念だったのは、注文しておいたジレラ用マフラー(AKRAPOVIC/アクラポヴィッチ)が間に合わなかったことです。
そもそもジレラ用専用のマフラーとのことで、最高なパフォーマンスが出るようにマフラーアウトレット部分の口径サイズを試行錯誤に時間がかかっていたからです。
一番の気になる心配はマフラーの音でした。
バリバリと周りに迷惑をかけるようなマフラー音は嫌いだったので、音の吟味にもこだわりがあったからでした。
さておき、出発は出先の「東京湾岸の晴海」からで、目的地は「名古屋北区」と、それだけを目的に決めました。
ちょうど2連休ということもあり、この期間中に往復をする予定だけで、店長シバの新しい冒険の思い付きに、出発前から胸はワクワクものでした。
現在の疲れ度100/100なんてものを表示してみることにしました。
店長シバが勝手に名付けたものですが「お疲れ度カウンター」ということでしょうか。
今回は、連続して長い距離を走ることになりますので、走行距離に比例して身体がどのように疲れるのかわかるようにしてみたわけです。
ですが、このカウンターは店長シバを基準にしたものであって、「人によって疲れ方が違うこと、体力が違うこと、年齢が違うこと」で誤差もありますので修正して考えてください。
今回の走行で疲れ度-100と表現した部分がありますが、ここでの理由は「これ以上走ることに大きな苦痛を伴う状態の疲れ度」ということにしました。
あと、下道のみとしたのは、どうしても下道というわけではなく、ただ単に高速代金を節約するという意味が含まれていますので、格安、もしくは無料パイパスならばOKとしました。
この辺も、金券ショップ店丸出しの節約感覚ではないでしょうか。
また、名古屋へ行く目的は、去年亡くなって現在名古屋に住んでいる友人のお墓参りに無理やり行くという理由を作ってみました。
人間、無目的より目的が合った方が強いし、達成感も違うと思ったからでした。
・名古屋の相手先の住所を調べておかなかったことで、深夜の名古屋市内で道に迷い大変な思いをしたこと。
・道路のリサーチをしないで出発したことで、三島から先の道がよくわからず、今どこを走っているのかわからなくなったこと。地図を持っていなかったこと。
・トータルの距離に対してどのくらいの時間がかかるかを計算していなかったこと。
・疲れたら休む宿泊などの対策をなにもしていなかったこと。
・走行中の雨や寒さなどの対策、ちょっと休むときのマットなどの最低の装備を持って行かなかったこと。
名古屋に向かった時に身に着けていた装備は、イタリア「ノーラン」フルフェイス、グローブ、バイクブーツ、膝パット、ライダージャケット(インナー付属)以外では、財布、携帯だけでした。
特に、持っていった装備の中で一番活躍したのは、ライダージャケットでした。
で、今回のツーリングにできたらあった方がよかった装備を考えてみました。
全部とは言いませんが、考えてみると長いツーリングでは「あった方が良いのかな」って感じの装備かもしれません。
装備が無いということは、イコール何かをガマンするということだからです。
「寒いよー、暑いよー、雨で濡れてるよー、眠いよー、疲れたよー、お腹が減ったよー」のどれかをガマンできるのならば良いのではないでしょうか。
出発した時は、暖かいポカポカ陽気でしたが、山の寒さに3回と 深夜の冷気に2回、さらに、雨を2回ほど経験し、ライダージャケットに休憩時の海沿い強風と寒さからも身を守ってもらいました。
この日は、晴天が続いたのですがかなりの強風で、軽量バイクの走行には厳しい状況でした。
もし、この日に高速道路の選択をしていたならば、まっすぐに走るだけでも大変で、高架を走ることから風の影響も増すことで、かなり危険だったのではないかと予想できました。
なぜならばジレラランナーST200は軽量バイクで風の影響が大だったからです。
軽量がゆえ早いというメリットもあったのですが、このような風の強い日には、軽量が逆にデメリットとなるからでした。
また、強風から身を守ってもらえた「Schottライダージャケット」は、初夏、夏、秋用のもので、表面はメッシュ作りになっていて、付属インナーを取り外しすることで温度調整ができるようになっているものでした。
パットは肩、肘、背中の3か所に入っていますが胸部分にはパットが無いものでした。
デザインは、Schottのロゴ部分と、白のライン部分がリアルレザーになっていて、レザー部分からほのかに匂う皮の香りがとてもお気に入りのライダージャケットでした。
ちなみに、購入ではヤフーオークションで1万円前後くらいで購入したと覚えています。
どうしょうもないくらい、まったくと言っていいくらいなんの準備無しでの出発でしたが、唯一の救いはこのライダージャケット+防風インナー付きを持っていたことです。
たぶん、東京⇔名古屋までの往復距離がおおよそ800キロくらいあることをなんとなくわかってはいたのですが、グーグルマップではせいぜい東京から伊豆の下田を2往復くらいとたかをくくっていました。
ちなみに、高速道路を使用した場合の距離合計、所要時間合計は、利用するルートによって違いがありますが最短で行った場合は下記のようになりますので参考にしてください。
この数字は 東京から名古屋へ軽自動車(バイクと同額)で行った場合の高速道路片道料金です。
時間 | 距離 | 最安料金 | |
---|---|---|---|
最短ルート | 3時間17分 | 314.6km | 4,210円 |
最長ルート | 4時間12分 | 388.4km | 4,210円 |
※最安料金は、休日割引料金をもとに計算しています。
※以前のものですので、以降では変更がありますのでご確認ください。
現在の疲れ度80/100
東京からの道順は、いつも走り慣れている第3京浜から、海沿いの茅ケ崎を抜け、一般道の国道1号から西湘バイパスに乗り継いで小田原に向かい、湯本、強羅、芦ノ湖を通って、ひたすら下道国道1号で三島へ向かうルートとなります。
ちょうど連休ということもあり、国道1号は湯本から芦ノ湖までの区間ほとんど大渋滞でした。
バイクでしたので、渋滞の車列を苦も無くすり抜けて行くわけですが、湯本手前あたりから工事のため脇道が狭くなり、すり抜けしていくことが困難になり、その分渋滞の車列を抜けるまで時間がかかってしまいました。
また、体感温度ですが、標高差による温度に違いがあったことから、着ていたバイク専用ウエアーでは寒くなりインナーを取り付けて走ることになりました。
山の標高差による体験温度の差にも注意が必要です。
湯本駅まではポカポカ陽気で温かかったのですが、芦ノ湖を過ぎるあたりから寒くなってきてライダージャケットのインナーに救われたからです。
現在の疲れ度65/100
疲れ度カウンターは、湯本駅の渋滞、山の標高差による寒さの2重苦で疲れ度合いが増えたようでした。
三島に向かって山から下りるころには、夜が近く暗くなってきました。
店長シバとしては「あれっ」て感じです。
だって、これだけ走って、こんな時間なのにまだ三島にもついていなかったからです。
「おかしいなぁ、この時間で三島に着いていないということは、最初に予想していた名古屋に到着午後8時頃は不可能なことじゃない?」
なにも考えていなかった店長シバが、現実のことにようやく気が付いていたようでした。
ですが、今さら計画を断念するわけにはいきません。
意味のないことで粘り強い?店長シバは、不安になりながらも国道1号をひた走りを続けました。
今まで、ここまで遠出したことは皆無でしたが、三島から先の道路は走りやすいの一言でした。
なぜならば、原付バイク以上の排気量でしたら、バイパスが良い感じで整備されていたからです。
バイパスでは、他の車と一緒に走ることになりますので、スピードをまわりに合わせて走れば疲れもそれなりに減らすことができます。
バイクに身をまかせるといった感じでしょうか。
パネルの赤い照明を眺めながら、なるべく定速を維持しながら走り続けることだけでした。
意外となのですが、店長シバはこのような状態でバイクを走らせることが好きなのかもしれません。
一定の速度で廻るエンジン音と、ヘルメット越しに過ぎていく風と風景が一緒になって、なぜかとても心地よい気持ちにもなれているようです。
正直、このような状態で走っているときは、頭の中は目的に着くこと以外は真っ白状態でした。
早速ですが、静岡県を抜けるまでにはかなりの時間走り続けたような感覚でした。
おおよそ30分くらいの走行ごとに時間の確認をするのですが、何度時間を確認しても、同じようにして走行していたことから、経過する時間の流れがとても長く感じました。
現在の疲れ度40/100
上記の疲れ度が40まで上がってきました。
そろそろ休息できる場所が無いのかを探すようになります。
疲れてきたということなのですが、一休みの頃合いだと身体が感じるからでしょうか。
現在の疲れ度20/100
それと、必ず必要になる給油に関してです。
バイク(200t ジレラST200)はタンクの容量が小さく、ガソリンを馬鹿食いするタイプのバイクですので、ハイオクでの平均燃費はおおよそ8キロ/Lくらいの消費となります。
加えて、店長シバはわりかしアクセルを全開に回すことが多かったので、平均燃費ももっと悪くなります。
そんなことを考えながら、静岡県内にある24時間営業のガソリンスタンドに給油で立ち寄りました。
その時に、店長シバは、何を思ったのかスタンドの店員にうっかりダメダメな質問をしてしまいました。
店長シバ:「ここから名古屋までどのくらい時間がかかりますか?」
店員:「エッ、ほんとに今から名古屋まで行かれるのですか?」「それは大変ですね!」
スタンドの店員は、「国道1号で名古屋まではあまりにも大変すぎる」といったようなことを口から出そうとして止めた感じでした。
こちらからもそれ以上の質問はしませんでしたが、店員の表情からすると、名古屋まではちょっとどころか、かなりヤバイかもと、とても言いたそうでした。
まちり、店長シバは聞いてはいけないことを口にしてしまったようです。
掛川の道の駅をスタートしてからかなり走っていて、しかもこんなにも走っているのに静岡県から次の県に行くことさえできていないようです。
「なんと静岡県って長くて偉大な存在なのだろうか」と、バカなことを考え始めました。
幸いなことは、クルマ専用のバイパスを利用して走行できたことで、連休中にもかかわらず意外とスムーズに走れたことでした。
巡航走行速度は、おおよそ60キロくらいでしょうか。
ですが、もし原付1種ならばバイパスは車専用道路となるため使えませんので、時間も疲労もさらに増えたのではないでしょうか。
ここまで走っていて気が付いたのですが、疲れがいい感じで増してきたときに、いいタイミングで「道の駅」という休憩所が現れることに気が付きました。
それくらいに道の駅の存在は、疲れた身体に嬉しいくらいの休憩場所でした。
多くのライダー、ドライバーの方もそうでしょうが、いい感じで走っているときってなかなか停って休息をとることがカンタンにできないことってありませんか。
人にもよるのでしょうが、私の場合は、トイレ、食事、そして疲れも我慢して目的地に向かってひた走り続けてしまいます。
走り続けることを中断する気にならないからです。
そんな心理状態の時でも、不思議と停まりたい気分になれる「道の駅」とは、ほんとに有効に思える存在のようでした。
たぶん、「直進→駐車場に停車」ではなく、「直進→左の別れ道→駐車場に停車」などのように、停まるまでの間にある微妙なもうひとつがあることで意外と休憩を取りたい気持ちになるからです。
また、小排気量バイクだけのことだと思うのですが、周囲が暗くなってくると給油タンクの容量が少ないため、次の給油地まで心配になることってありませんか。
特に、夜の走行では昼間よりスタンドが少ないこともありますので、ガス欠に心配をしなければなりません。
これに件に関しては、さすが天下の国道1号ということもあり、意外と多くの24時間営業スタンドが営業していましたので心配なく走れたのは嬉しいことでした。
このタイミングでは、ちょうどよい感じであらわれた「道の駅」で休憩をすることにしました。
場所は、静岡県内の道路沿いの街から少し山沿いに入った場所にあった「道の駅」でした。
後で、グーグルマップで調べたのですが、どうやら「道の駅 掛川」のようでした。
通常ですと賑わっているようなのですが、到着した時間も遅いことから入り口はすでにクローズしています。
ちょうど、施設の入口付近では、バイク(自転車)ツーリングをしている方が睡眠のための準備をしていました。
地面に直接携帯マットをひいていたのですが、テントのようなものは持っていないことから、「もし雨になったらどうするんだろう」と他人事ながら心配になっていました。
他にもバイクツーリングの方が複数いましたので、この道の駅をうまく利用するようにして計画を立てていることが想像できました。
道の駅ってとっても不思議な場所なのかもしれません。
バイクツーリングで寝る人、歯を磨く人、ご飯を食べる人、散歩する人、まだ寝ている人、暴れたりない地元のバイク乗りが集団で暴れにきたりとか、人それぞれ別々の生活感を持って来ているわけですが、同じ場所にいるという共通のことだけで相手の事を心配するという不思議な連帯感を持つことができる場所のようです。
その中に私もひとり混じっているわけですが、この場所で笑えている自分も不思議ということでしょうか。
掛川の道の駅から山岳道となり、周りの車のスピードに合わせて走れば単調な走行でした。
この区間の走行感覚では、バイクに身をませる感覚でとても心地よいものでした。
掛川市から磐田市あたりを通過するころは、それなりに疲れの方も蓄積してくるように感じました。
どんなに単調で楽なバイクの走行でも、同じ姿勢を長時間続けることで、肩、腰に負担がかかり、それがもとで、肩が凝ったり、腰が痛くなるようです。
これの対策は、できるだけ短時間に定期的な休憩を取り、休憩時にはストレッチをしたり、軽く肩を回しながら身体を動かすようにすることが大切のようです。
さらに、天竜川を渡り、次は浜松市へ向かいます。
ここから市街地を抜けて一気に海沿いの道に進路を変えます。
たぶん、もう少しで浜名湖に到着するはずです。
そこからは海沿いの道を走ることになり、右手に道の駅潮見坂をみながら、一気に名古屋市街へ北上します。
いよいよ名古屋が近くなってきた証拠です。
ですが、ちょうど浜名湖あたりであいにくの小雨になりました。
雨の対策をもっていませんでしたのでそのまま走行をします。
こんな時でも持ってきたライダージャケットにインナーを取り付けることでなんとか凌ぐことができました。
浜名湖近くにある「道の駅塩見坂」を過ぎるあたりから名古屋を目指して内陸地に入っていく感じとなり、それにともなって信号も多くなってきました。
今までは、一定速度の巡航に近い走りでしたが、ここからは信号によるストップ&ゴーが増えることで疲れも倍増するようです。
また、深夜の時間に限ると思うのですが24時間で営業しているスタンドが少ないようでしたので給油に心配がある方は注意が必要のようです。
現在の疲れ度10/100
現在の疲れ度-100/100
出発の時に予想した名古屋の到着タイムはおおよそ午後8時としていたのですが、それより遅れること4時間30分以上での0時30分頃に念願の名古屋に到着となりました。
まさに想定外的な、疲れまくりの到着となったわけですが、名古屋に到着できたことで変な達成感もあったせいか、一時的に疲れを忘れてヤッターという気持ちになりました。
そのあと、深夜にも関わらず、名古屋北区に住んでいた友人の奥さん宅では、深夜にもかかわらず快く迎えていただき、仏壇にお参りをさせていただきほんとに感謝でした。
その友人は、数年前に東京から名古屋に引越しをしたばかりで、まだ生きたいたときの彼の印象が強く頭に残っていたため、彼が亡くなったなんてとても信じることができないくらいでした。
深夜であることのお詫びを何度もして、バイクにまたがったのは深夜の2時頃になっていました。
「問題はこのあとどうするの?」
でした。
名古屋に来てやることの目的も無事終了できたことで達成感からホッとしたのもつかの間、休息を取るため今からホテルを予約するわけもいかず、名古屋駅の近くのコンビニでコーヒーを飲みながら「これからどうしょうか?」を考えてみました。
多分ですが、その時に寄ったコンビニは上記の地図の赤丸の中にあるコンビニでした。
場所は、名古屋北区から名古屋城の近くを通り南に向かう、名古屋駅からも近い名古屋高速6号の高架橋沿いの道でしたのでほぼ間違いないと思います。
この時間、名古屋駅の近くを通る名古屋高速6号の高架橋の下を走る地元のバイク乗りをみかけたのですが、たぶん家も近くにあるでしょうから、ほんとにうらやましかったことを覚えています。
ほんとは、名古屋に午後8時に到着していたならば行くところを予定していました。
「名古屋のクラブ」と「日帰り温泉」の2つです。
名古屋駅近くのクラブで遊んでから、疲れたら近くの日帰り温泉で一夜を過ごすというふざけた計画でした。
名古屋までの道のりをろくに調べず、お参りに行く家の場所もろくに調べなかったのですが、名古屋駅近くのクラブの場所だけは調べていたからです。
暫くどうすれば良いのか考えていたのですが、いつまでも同じ場所にいてもらちがあかないことから、仕方ないので家の方に向かって走ってみようと決断しました。
どちらかという頭はフラフラの状態でしたので、それ以上良いアイディアが浮ばなかったことが理由です。
ですが、折角苦労して到着した名古屋です。
すぐに東京まで戻ろうとは決意できずにいました。
深夜ですが、この疲れた状態の身体にもかかわらず、何か面白いものがあったら楽しみたいと考えていたようでした。
そのまま名古屋高速6号の高架橋の下を名古屋港に向かって走っていると、前方に「国道1号 豊橋」と書いてある標識があらわれたことから、思わず左に曲がってその道へ入ってしまいました。
とうとう東京方面に向かってしまっているようでした。
なんだかんだいって、名古屋では北区に行くのに道に迷ったこともあり10時間以上の連続走行、疲れている帰途では、たびたびの休憩時間も含めてすくなくとも20時間以上は走りぱなしの状態になっているわけです。
笑いかもしれませんが、今までにない連続走行時間です。
いわば自分の限界を試すみたいな感じになってきてしまいました。
でも、少しだけ望みもありました。
名古屋に向かうときに営業していた日帰り温泉を見つけておいたからです。
場所は名古屋からバイクで30分くらののところです。
「よし、あそこで寝かせてもらおう」
と、いきなり元気がでてきた感じでした。
ですが。。。
なんと、その場所に到着しているのですが、あたりは真っ暗です。
「アレッ、場所を間違えたのかな?」
と、あたりを探してみたのですが、とっくに閉店になっていた日帰り温泉を見つけただけでした。
「おいおい、日帰り温泉って24時間営業だったんではないのかよ」
と、あまりのショックで声を出して叫んでしまいました。
現在の疲れ度-50/100
疲れ度、これの理由でいきなり倍増した感じかもしれません。
驚いたことに、こんな深夜の時間にネズミ捕りに遭遇です!!
深夜でしたので詳しい場所の特定はできませんでしたが、たぶん走りの具合からしてこの辺だと思う地域を赤で囲んでみました。
ぜひ、この地域の走行では深夜のネズミ捕りに注意をしましょう。
深夜の信号は、どんなにスピードを上げても、ある程度の距離を走ると止まるように上手に信号のタイミングを調整しているようです。
名古屋郊外では、この信号の調整によってどんなに急いでもほとんど変わることはありませんでした。
これを知っている深夜便トラックは、決して無理してスピードを出すことは無く、ほとんど一定の速度でスピードを調整しながら走っているようです。
すると、今まで一定のリズムで走っていた深夜便トラックが急に、さらにスピードを減速した地域がありました。
店長シバは、一定のリズムでの走行に変化があったことから多少の不自然を感じたわけです。
アレッ、減速の仕方がちょっと不自然かもしれない。
それと、対向車線を走っているトラックがパッシングをしたよな。
もしかすると、この先でヤバいことが待っているかもしれないぞ。
ほんとに些細なことなのかもしれませんが、このような不自然さを軽く流すと後でどうなるのか黄色いヒヨコを卒業したバイク乗り経験から知っていましたので、こちらもトラックのスピードに合わせるようにしてものすごく減速したわけです。
すると、やっぱりです。
しっかりとやっていました。
深夜のネズミ捕りです。
スピード違反の取り締まりでした。
当然、ものすごく減速をしましたのでなんの問題もなく無事通過です。
測定方法は有人の光電式を使っていました。
道路に設置した2セットの「光電センサー」を使い、速度違反を計測するというあの方法です。
左路肩にパイロンを置き、その陰に隠すようにセンサーが置かれてあるタイプです。
こんな深夜に、こんな場所で、こんな方法でのネズミ捕りをしているとは。。。
あまりにも理不尽を感じてしかたありませんでした。
確かに、深夜でも違反は違反、悪いことは悪いことなのですが、取り締まる時間と場所、目的(成績のため)をもっと考慮してほしいと感じました。
たぶん、「きょうは残業で取り締まりだ、バカな違反者を取り締まるぞ」って感じではないでしょうか。
この辺は、さすがに地元を走っているトラック野郎です。
深夜にトラックを走らせて仕事をしているのです。
まさに真剣ということなのでしょうか。
この後、うっかりと道を間違えるという大失敗をやらかしてしまいました。
たぶん、やらかした失敗の間違いは、豊鉄市内線の路面電車の軌道があったことを覚えていましたので、名古屋方面からですと、新豊橋駅や吉田城の近くにある、豊川の吉田大橋を渡った「西八町交差点」のことだと思います。
疲れた頭でしたのと、暗くて標識をよく確認できなかったことが原因となったのではないでしょうか。
そのまま真っすぐに国道259号へ入ってしまいました。
国道1号は、この交差点を90度直角に左に曲がらないといけないようでした。
道を間違えたことに気が付いたのは、走る事10分くらい(赤い矢印下の部分まで)で気が付きました。
今まで見てきた東京方面に向かう標識と違いがあったからです。
そのときは道を間違えたショックもあり、その場でバイクをとめて道路の脇に仰向けになって暫く横になってしまいました。
時間は深夜でしたので、走る車も人もなかったことから、いわばなんでもありの状態だったからです。
そのあと、地元の警察官の職質に合うまでこの状態でひっくり返っていましたが、自分で思うにものすごく不審者(事故とか)に見えたのではないでしょうか。
マジ、どう考えても疲れで身体も限界も近くなってきたようです。
幸いなことに、バイクの調子が良いことだけでも救われています。
現在の疲れ度-100/100
出ました、今回初の疲れ度100です。
完全に身体の方も100疲れていますので、残された時間はほとんどないようです。
道を間違えたショックを引きながら、そのまま走行を続けてのですが、前方に道の駅らしき左に入る分岐道路がありましたので、何も考えずに飛び込んでしまいました。
どうやら、ここは道の駅のようです。
早速バイクを停めて、「道の駅 潮見坂」の案内板を後ろにしての記念撮影をしました。
まだあたりは暗いのですが、記念ということで暗いこともお構いなしに撮影をしました。
撮影と同時に「道の駅 潮見坂」の周辺を探索してみることにしました。
もしかすると、近くにコンビニでもあれば嬉しいと思ったからです。
ぐるりと一周してみたのですが、この施設の近くには何もないことがわかりました。
多分午前4時ころのことではないでしょうか。
正直、疲れてはいたのですが、「何をおもったのか写真だけは撮っておこう」ということで何枚かの写真を撮ってみました。
道中800キロ以上を何時間も一緒に走った愛車(ジレラランナー ST200 赤)です。
無事到着できたことにホッしたのですが、同時に無事ここまでこれたことで愛車に感謝を言いたくなりました。
ヘルメットは汗と油で湿っぽくなっていました。
フッと星空を見ながら深く深呼吸をしてみました。
疲れてはいるのですが、なんだかとてもいい気分になっているのが不思議です。
店長シバもボロボロになりながら写真だけは撮り続けました。
「道の駅 潮見坂」 たまたまでもあってよかった道の駅。ほんとうに有難うの気分でした。
ちなみに、ここの食堂のメニューを閉店になっているドア越しに見つけました。
メニューに見えたのは「浜名湖名物のウナギ」と「しらす丼」と「朝定食」でした。
閉店になっているドア越しに見えるメニューを何度も繰り返し見に行きました。
「浜名湖名物のウナギ丼」や他の食べ物が気になってしかたなかったからです。
「浜名湖名物のウナギ」の値段は?「しらす丼」の値段は?「朝定食」内容は?とチェックをしました。
特に、浜名湖のウナギは美味しいことで有名だからです。
きっと、疲れているだけではなく、店長シバはかなりお腹も空いていたのではないでしょうか、といいますより間違いなく腹ペコだったようです。
ないものはいつまで待ってもないので、仕方なく休息をすることにしました。
なぜならば、「レストランの営業は8:30〜」、身体が温まる「足湯は10:00〜」だったからでした。
どう考えてもその時間まで待っているわけにはいきません。
仕方ないので、バイクを停めた場所の近くの長椅子に横になり休息することにしました。
けして休めたとはいえませんでしたが、目をつぶって横になるだけでも休息した意味はあったかもしれません。
暫くすると遠くの空から明るくなってきました。
夜明けです。
今までハッキリと見えなかった天下の国道1号が見えます。
名古屋からこの国道1号をここまで2時間くらい走り続けてきたようでした。
午前4時を過ぎになるとだんだん明るさが増してきます。
驚いたことに眼前は海だったようです。
どうりで風が強くて寒いわけです。
その理由がわかりました。
なんにしても、あまりにも冷たい椅子と、寒い風の中では眠ることなんてできるわけがありません。
寒さを凌ぐために持っているものと来たら、夏用のライダージャケット1枚だからです。
次回も同じようにツーリングをしたのならば、暖を取るために身体に巻きつけるタオルくらいは準備していきます。
暫く長椅子に横になっていると「道の駅 潮見坂」のスタッフが家の中から出てきました。
手には歯ブラシを持ち、歯を磨きながら眠そうな顔で起きてきたようです。
ドアの横にある洗面所で水道の蛇口を捻って水を出して顔を洗い始めています。
多分、裏手の母屋では朝ごはんの支度がはじまっているのでしょうか。
そんな目の前の一コマ一コマの風景がより現実感を伴って現れたことで、今この場所にいる自分が不思議となり、なぜなのか目から涙が溢れてきて感動をしてしまいました。
こんな体験をすることができたソロツーリングは、もっと歳をとってこの時のことを思い出す機会があるならば、店長シバは一生忘れることのできない体験がまたひとつ増えたように思いました。
現在の疲れ度-50/100
「道の駅 潮見坂」で貴重な休憩ができたことで少し元気がもどってきたことから、夜明けとともに東京に向かって出発をしました。
一気に休憩をすることなく静岡から三島、そして箱根を目指しました。
名古屋に向かうときは夜でしたので気が付かなかったのですが、帰りの走行では山並みが続くパイパスを走りながら、たくさん素敵な景色が目に入ってきました。
浜松辺りではパイパスが高架になっていたことから街の風景にも目を奪われたりしました。
ついでといっちゃなんですが、箱根湯本には以前何度か行ったことがある日帰り温泉があることを思い出しました。
箱根湯本から徒歩で20分くらいの場所で、伊藤園ホテル湯本に隣接している日帰り専門の温泉です。
今回はあまり良い思いが出来なかったことから、最後にひとつくらい華を添えたくなり寄り道をすることにしました。
現地に到着したのは、開店より少しだけ早い時間でしたので、駐車場の片隅にバイクを停めてボーッと山を見ながら時間つぶしをしました。
箱根の湯もやっとオープン時間となり、露天風呂に浸かり、赤く染まる紅葉を眺めながら、露天風呂を存分に楽しみました。
日帰り温泉箱根の湯のホームページをリンクしておきましたので、箱根湯本まで行かれた方は立ち寄ると良いかもしれません。
「箱根の湯」の休憩室が混雑していたことから、仕方なく下駄箱の傍のあがり台に腰をかけてウドンをすすりました。
ご飯を食べたことで元気が少し戻ってきました。
「よーしゃ!」と力が湧いてくるのを感じです。
きっと箱根には、店長シバが理解することができないような箱根の神様がいて、力を貸してくれたのではないでしょうか。
なんにしても景色とお風呂はとても素晴らしい場所でした。
現在の疲れ度30/100
疲れ度がやや回復でしょうか?
その後、湘南バイパスから第三京浜を経て、夕方くらいには無事東京に到着することができました。
ほぼ30時間以上も睡眠をとらない、食事も少し、休息を少しだけでひたすら走り続けたわけです。
これで今回の名古屋⇔東京往復の下道ソロツーリングが終了したというわけです。
苦労した分、終わっちゃうことで少し寂しく感じました。
もしこれを読んでいる皆さんが、バイクで東京から名古屋往復をしようと思っているのでしたら、下準備を完璧にしてから出かけることを強くお勧めします。
なんにしても、今回思い付きで始まった東京名古屋のソロ下道ツーリングは、店長シバにとってはとても貴重な体験になったように思います。
やっと家に到着しました。ホッとして愛車と記念撮影です。
「良くやった!」っていう気持ちになりました。
少しでも準備の時間があったならば、東京名古屋間にある「道の駅」の場所をリサーチしておくことにします。
また、下記はグーグルマップで検索した「道の駅」です。
今回の走行では、「道の駅 潮見坂」と静岡県内の山沿いにあった「道の駅 掛川」の2つを休憩に使いましたが、事前の準備で「道の駅」を調べておけば、もっと効率よく疲れない休憩ができたのではないでしょうか。
最後となるのですが、今回のバイク費用と新幹線費用を比較してみました。
おおよそ全走行距離は往復で800キロ位として、時間にして18時間以上(途中休息を入れたら30時間くらいでしょうか)を走り続けました。
つまり片道だけでも9時間以上バイクに乗り続けたわけです。
ところが新幹線を使えば名古屋まで片道約1時間半くらいで行くことができます。
費用を別にして考えると、苦労を取るのか、楽をして行くのかの2択となったわけですが、今回はついうっかりで苦労の方をとってしまいました。
費用の比較では、バイクで行く方が費用が安いようでした。
燃費12キロ/L(かなり燃費が悪いバイク)として片道分に33リットルも必要となり、しかもハイオクでしたので33リットル×156円(その当時の平均価格)として計算するとガソリン代だけでも片道5148円もかかっています。
ということは、往復で10296円の計算になりますので、新幹線で行った場合と比較すと、その差額は−9,664円(当時の金券ショップで名古屋までの新幹線購入価格9,980円として)バイクの方が安く行ける計算になります。
もし、高速道路を使っていたらどうなるのでしょうか。
高速料金の片道代金は、東京IC〜名古屋IC(325.5km)で5,700円(当時の高速代金を参考)くらいでした。
往復することになりますので11.400円となり、逆に新幹線を選ぶよりバイクの方がー1.736円高い費用となります。
アレッていう感じです。
なぜならば、バイクの方が絶対に安いと思っていたからです。
高速道路を利用した場合ではバイクの方が高いという計算からいえることは、バイクは趣味の世界でしか無いということなのかもしれません。
ですが、いろいろあって苦労したバイクツーリングでしたが、友人にまた名古屋までもう一度往復してみる?と言われたならば、そうねぇ、また行ってみるかと答えるのではないでしょうか。
・思い付きではなく、しっかりと地図で調べたり、準備をしてからにしましょう。
・途中、たびたび天候が変わることから、雨、風、寒さの準備もしておきましょう。
・可能ならば、何かあった時に対応できるようにソロでなく複数でツーリングで行くことにしましょう。
・走行では、なるべく夜ではなく昼間に走ることにしましょう。
・疲れては事故につながることから、事前に休憩する場所を決めておきましょう。
上記の写真からもわかるように純正マフラーが付いていますが、数日後にマフラーを「アクラボヴィッチ」に交換しました。
マフラー費用は、マフラー交換、インテーク側のエアークリーナー変更、もろもろの調整を含めて10万円くらいかかったように覚えています。
通常は排気効率を考えてマフラーを選ぶことがメインでしょうが、都内を走ることの多い店長シバはマフラーの音にもこだわりを持って選びました。
たまたま、YouTubeのサイトで同じバイクで同じマフラーを取り付けている動画がありましたので、何度も動画をみて検討をしました。
パワーよりも心地よいサイレンサー音の選択を重視したわけです。
実際に取り付けてみた体感では、インテーク側(エアークリーナー)も吸入効果の高いものにチェンジしましたので数馬力パワーアップを実感しました。
さらに早いジレラST2000となったわけですが、その反面、エンジン、駆動系に対しての負荷が増えているわけですので、いつ壊れるのかわからない心配もありました。
また店長シバが驚いたのはノーマルマフラーの重さです。
交換したアクラボヴィッチマフラーと純正品の重さを比べると驚くくらいの違いがありました。
よく言われる、マフラーを変えることで得られるメリットは、パワーアップだけではなく軽量化にも大きく貢献していることを実感しました。
お金がかかるイタリアンバイクですが、一通りカスタムが終わったことからバイクの売却を考えるに至りました。
今回イタリアンスクーターに乗って気が付いたのですが、店長シバは、ミッションがMTでマルチ気筒DOHCのガンガン廻るバイクの方が向いていることがわかったからでした。
試しに、東京都雲見にあるレンタルバイク屋さんでMT仕様のZ250 を2日間レンタルで試乗したりしてみました。
新しく購入するバイクの排気量は250を希望してみました。
ただこの排気量は、登坂でなければいい感でエンジンが廻るのですが、いかせん排気量250ccですので峠の登りでは厳しい感じです。
ですが、軽量でエンジンも良く廻ることから、峠のカーブでは片膝をあててのハングオフがとてもし易く、この辺がこのバイクの楽しい乗り方ではないでしょうか。
大排気量となるとバイク自体の重量が増えることから、バイクによっては乗せてもらっている感じが強くなり(乗り慣れればそんなことはないか)、その分バイクを操る楽しさが弱くなるようです。
多分、400ccから750ccくらいがコスパ的にもパワー的にも最適な選択になるのではないでしょうか。
昔、CB750ccの排気量とスズキGT380ccを比べた場合、悲しくなるくらいの排気量差を感じたことがありましたが、最近のバイクはとてもパワーが出ていてそれなりに進化したように感じますのでそこまではないのではないでしょうか。
もし、どうしても排気量250クラスに限定するならばCBR250RRが一番の選択肢になるように感じます。
一番まずい選択は、小排気量を選んで、パワーを出すために多額なお金でチューンして乗ることです。
多額なお金をかけてチューンすることで、エンジン、駆動系に想定以上の負担をかけることになるので耐久性に問題ができる可能性があるからです。
壊れるまでのタイマーが早まりますし、チューンすることはバイク屋を単純に喜ばせるだけのように思うからです。
今回のST200にかかったチューン代金の合計は、軽く見積もっても100万円を超えていました。
パワーが足らないというならば安易にチューンをするのでなく、そのお金でひとつ上のバイクを購入したほうがより納得できるのではないでしょうか。
さぁ、これから愛車を売却するに動いてみることにしました。
・リベンジで東京から名古屋へ新幹線を使って驚いたこと
以前のバイクツーリングのリベンジにと新幹線を利用して名古屋に行ったときのことです。
当たり前のことなのですが、バイクと新幹線では内容が驚くほど違うことに気が付いたからです。
バイクツーリングの最中でしたが、どうしてもそのことだけをお伝えしたくて、バイクツーリングの間に割り込ませていただきました。
バイクで行ったのと同じくらいの時期に新幹線で行ったのですが、このころの金券ショップ料金では、名古屋までおおよそ10.000円弱くらい(指定席のぞみ使用の場合)でした。
※現在2022年)では、新幹線回数券 東京名古屋間指定席は金券ショップで購入することができません。
東京、名古屋の新幹線所要時間は、
「のぞみ」利用で1時間40分程度
「ひかり」利用で約2時間
「こだま」利用で約3時間
「バイク」利用で約30時間くらい
東京を起点にバイクで走っていた店長シバが一番驚いたことは、「三島」→「熱海」→「小田原」の新幹線区間がやたら早いことです。
早いと言ってもスピードのことではなく、区間タイムのことなのですが、「三島」→「熱海」や「三島」→「小田原」、「熱海」→「小田原」に関しては、何度となくバイクで走り廻っていた感覚からすると「こんなに近かったのか」って驚くほどでした。
特に、「三島」→「熱海」に関してはトンネルを通過しますので、目的地にまで最短距離で行けることはわかっていましたが、それにしても新幹線のあまりの到着時間の速さにはビックリでした。
下記の写真は、バイクツーリングのあとに名古屋にリベンジということで、連休を使って名古屋⇔東京を新幹線で訪れたときのものです(2018年3月連休)。
前回、バイクで名古屋に到着した時は深夜でしたが、今回は昼間と言うことで違いもあったのですが、それでも名古屋駅前や名古屋城ではあの時の記憶が蘇ってきて懐かしさに感動を感じました。
残念に思ったことは、新幹線で東京名古屋を往復したことで、あの懐かしい道の駅潮見坂へ行くことができなかったことです。
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